最先端の再生繊維とゆがみやにじみ感の味わいある手仕事とが融合する.現代のものづくりに対するメッセージがこの服には込められている.セクション
3の 「伝統と革新」に展示されている、刺し子地を使った作品は、1970年に制作され、
1971年にニューヨークで発表された.日本の伝統技法の手仕事である「刺し子」を織りで表現した布地を使った作品.
ワコールとの共同開発による「ボディ ウエア」「コラン」、東レのウルトラスエード素材「エクセーヌ」を使用し「パピヨン」が制作したティンバーランドブーツが
コーディネートされている.Tシャツのプリントデ ザインは70年初期にテキスタイルディレクターとして「ISSEY
MIYAKE」の服づくりに加わった皆川魔鬼子(現ハート(HaaT)ディレクター)が手掛けた.ISSEY MIYAKE
「コンバット」1971年また、1971年に1972年春夏コレクションとして発表された「コンバット」は、テリー・ジョンスンこと湯村輝彦による、身に
着けるだけで気分が楽しくなるイラストのプリントと、日本の柄であるななめ縞、市松の大小を組み合わせたデザイン.このシリーズは、40年超の時を経て、
「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」の2013年春夏コレクションで復刻される.
その「コンバット」と背中合わせ
に展示されているのが、津村耕祐の「ファイナルホーム」、続くセクション4「日常に
ひそむ物語」では、「アストロ・ボーイ・バイ・オーヤ」のデザイナー大矢寛朗、小野塚秋良が手がけた「ズッカ」、「ネ・ネット」の高島精一、そして、
2000年から2007年春夏まで「ISSEY
MIYAKE」のデザイナーを務めた滝沢直己が2004年にアーティストのタカノ綾とコラボした作品が並ぶ.いずれも、三宅一生の仕事場から輩出されたデ
ザイナーたちだ.他にも、三宅一生に関連するものでは、横尾忠則デザインの「ISSEY
MIYAKE」のパリ・コレクションのインビテーションがセクション1とセクション2をつなぐ空間に展示されている.1970年代から日本ファッションを
牽引してきた三宅一生の軌跡と、現在もなお尽きることない創造力で新しい服のありかたを追求する三宅一生とReality
Lab.とのクリエイションに今、注目だ.
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