全世界で3000万枚のトータルセールスを誇る英国出身の歌姫、サラ・ブライトマン(52)が7月、約5万人動員の日本ツアーを敢行する。今年1月
リリー
スされた新作アルバム「ドリームチェイサー(夢追人)」のセールスも好調だが、「癒やし系」の元祖ともいえるサラの美声には、人を心地よくする波長が存在
することが分かった。
クラシックとポップスを融合した独自のスタイルで代表曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」をはじめ、新作に収録された「星影のエンジェル」など、伸びやかな響き渡る高音に、人々はなぜ魅了されるのか。
その美声について、「モテ声診断」のツールを開発した声総研の発起人として知られる研究者、東京工芸大学工学部メディア画像学科の森山剛助教が分析した。
「彼女の声には、耳に入りやすいとされる、3キロヘルツ近辺の周波数が含まれています。雑音の少ない澄んだ音色である、ということが言えます」と森山氏。
また、他人にはあまり見られない歌声の構造として「倍音」の存在を指摘する。
「サラの歌声は非常に純粋な倍音構造を見ることができます。フルートの音と比較すると、同じように非常にクリアな倍音構造であることがわかります」
倍音とは、「ド」の音を歌うとき、その2倍、3倍高い「ド」の音もわずかながら同時に鳴っている状態で、「天使の声」などと表現されることもある。
人を癒やす声には、やはり理由があった。
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