もう何年も、何度も修理を繰り返し大切に履いていた黒いパンプスを、とうとう履き潰してしまった。そして、今日は街に出て、またお世話になる、代わ
りの黒いパンプスを求めて一日ショップを巡った。靴や鞄、ジュエリーetc・・・。末端のアイテムはさり気無いけれど、その人の持つ品格が明確に現れるア
イテムであると思う。私はそれらを選ぶ時、それが「美しいか?」と問う。その問いに応えられるものであるならば、応えられるものに出会えたら少し無理をし
ても購入する。そして、購入したからには大切に、使えなくなる迄、良いコンディションを保つべく修理や手入れをして使う。間に合わせのものであったり、た
だお得なものであったりするものは選ばない様にしている。
人は、触れるものになるのだと思っている。美しいものに触れたい。たとえ数が少なくても、それ以外は必要としない自分でありたい。特に女性の美しさが凝縮されているフォルム、質感のものを選びたい気分で・・・。何時か相応しい女性になったら、クリスチャン・ルブタンを履きたい(クール過ぎるかしら・・・)。マノロ・ブラニクも良いなぁ・・・。私の事だから一生メンテナンスを加えて履き続けるだろう。
今日の、限られた時間の中、決して高価なものではないのだが、沢山の黒いパンプスを見た中で一番「美しかった」と、引き返して入手した子は無駄の無いシンプルさで、しかも歩きやすく長年愛用していた6cmヒール。そして初めて挑戦するウェッジソール・・・。後ろから見るとピンヒールの様な形の綺麗なヒール。良き出会い!ショップの方も私のはき潰したパンプスを見て「大切に履かれたんですね。」と素敵な笑顔を向けて下さった。これからこの子と共に沢山の良き場所へ・・・。(1つ前にアップした記事を誤って削除してしまった。紹介した神戸のお店・・・とても素敵なお店だったので、機会があれば改めてアップしたいと思う。
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